2015/1/17の日記振り返り。ボランティア活動について（ちょっと長いよ

2015/1/17の日記にこんなことが書いてあった。

「今までの頑張りをほとんど捨てた。」

たしかこのころ、留学後のボランティア活動を積極的にやっていた時期だった。

ボランティア活動は多い時で4つ掛け持ちしていた。

けど自分の色は出せなかった。

本当にやりたいことなのか自分自身でわかってなかったし。

その中で、自分に強烈な印象を残した組織があった。

意識高い系の男子大学生が5人ほど毎週集まり（私だけ女子）、

リーダーから言われたことをがむしゃらにやる。

しかもけっこう無茶なことを要求される。

やらないと周りの目も怖い。

どれくらいだっけ。2か月とか所属してたかな。この組織。

痛いほど、自分ができないやつだと叩き込まされた。

この組織の中で、自分は無価値だった。

自分の日常生活でも、

この組織での活動を第一優先としなければならなくなり、

LINEの返信も早くしないと怖い

家族とも話す時間がない

早く自分の企画を考えて実行しないと周りに置いていかれてしまう

そんな恐怖におびえながら活動していた。

組織でのやり方や考え方が正しいのか、

考える時間の余裕も、心の余裕もなかった。

周りの大学生はもちろん、家族さえも見下していた。

2014年にフィリピン留学に行ってから、モチベーションは高い状態が続いていた。

様々な経験もしたし、レベルアップした自分を皆に見せたかった。

留学から戻ってきて、「何も変わらない平凡な自分」に戻るのが怖かった。

だからいろんな活動に参加し、レベルアップしている自分に

なろうとしていたのである。

「私よりリーダーの方が忙しいんだからもっと頑張らなきゃ！」

「周りのレベルについていかなきゃ！」 

今思えば、「貧しい子供たちの為に！」と同情心を煽って

協力してくれる人の使命感を刺激していた。

実際に島の子供たちは貧しさに飢えてなどいなかったのに。

ある時、我慢していた感情が爆発し、

床に倒れて赤ん坊のように泣きじゃくった。

「もう無理、もう無理、、、」

誰の為になるんだ。こんなの。

久しぶりに休日のお昼に実家へ帰ってきた時のことだった。

そういえば家族とも全然話してなかったな。

今まで支えてくれていたのに。

そんなことにも気付いていなかった。

人を見下し、感謝もできない人間になっていた。

悲しかった。

私は大分洗脳されていたようで、

県が運営している 他の留学生ボランティアで

議事録を書いて提出した際、

めちゃくちゃ赤文字で修正された。

人の心理を動かす要素がちりばめられた議事録になっていたのだ。

自分では気づかぬ間に、こんなに影響されていたと知って震えた。

今では懐かしい話だけど、あの時はすごかったな。

自分じゃなかったもの。

真面目な人ほど、このような搾取により引っかかりやすいとも聞いたことがあります。

人に動かされるということは、

周りとも同化できるし、何となく安心するけど、

自分がどの方向に向かって進んでいるのかを認知していないと

危険な方向に進むことになる。

自分を壊してしまうことになる。

自分に問いかけてみてほしい。

今自分がやっていることが、将来何につながるんだろう。

その先が空っぽであれば、自分の意思で動いていないことになる。

あの時の自分は、弱かった。

それは、私が本当にすべきことが見えていなかったから。

そして他人を尊重しようとしていなかったから。 

今の私は、過去の自分が頑張って耐えてえらいとは思うけど、

そんな過去の自分も超えられる人間になりたいと思う。

今までの、1つの経験も無駄にしたくない。

そしてもう一点大事なこと。

人の気持ちが伴わないのに、人の心を動かすことはできないということ。

皆も、自分が心の底から本当にやりたい！と思うことを見つけよう。

そしたら、幸せになれる。